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口内のジンジバリス菌保菌検査

50歳以上の2人に1人の口内から、最凶の歯周病菌「ジンジバリス菌」が検出……これは、L8020協議会が実施した「口内のジンジバリス菌保菌検査」の結果です。長時間のマスク着用によって「お口のネバつき」や「口臭」を実感した人と、ほぼ同等の割合であることがわかりました。

コロナ禍における長時間のマスク着用で、口内環境の悪化が問題視されています。L8020協議会が2021年9月に実施したインターネット調査では、4割以上の人がマスクを着用する生活の中で「お口のネバつき」や「口臭」などを感じていることがわかりました。
半数以上の人が不快に思う「お口のネバつき」や「口臭」は、歯周病菌が原因と考えられます。
そこで、歯周病菌の中でも最も人体に悪影響を与えるジンジバリス菌の保菌についても調査の必要があるとされ、「口腔内のジンジバリス菌保菌検査」の実施に至りました。
(※アンケートの調査期間は、2021年9月17日~2021年10月15日。調査対象は、全国の50歳~75歳の男女226名です)

ジンジバリス菌は認知症のトリガーにも

鶴見大学名誉教授・花田信弘教授によると、ジンジバリス菌は口臭だけでなく、アルツハイマー型認知症をはじめとする様々な病気の引き金になる細菌。口臭を感じる人は、ジンジバリス菌を保菌している可能性が高いため、今まで以上にオーラルケアを意識する必要があります。

最も恐ろしい歯周病菌「ジンジバリス菌」とは

ジンジバリス菌(Porphyromonas gingivalis)は、10~20種類ほど確認されている歯周病菌の中でも最高峰とされるレッドコンプレックスに分類され、最強の病原性が示されています。

歯周病は、歯と歯茎の隙間にたまる歯垢を温床として増殖し、歯周辺組織を破壊して炎症を起こす疾患です。ジンジバリス菌がもつリポポリサッカライドという内毒素は、歯周組織の炎症を進行させるだけでなく、糖尿病や非アルコール性肝炎、動脈硬化症などの全身疾患を悪化させることがわかっています。近年の研究では、ジンジバリス菌の内毒素によって脳内へアミロイドβの沈着が促進され、アルツハイマー型認知症を引き起こすという報告があります。
ジンジバリス菌はメタンや硫化水素を発生させるため、悪臭を放ち、口臭の原因にもなります。強い口臭や口内のネバつきを感じる場合は、ジンジバリス菌を保菌している可能性が高いでしょう。

「ジンジバリス菌」を保菌することによる健康リスク

今回の『口内のジンジバリス菌保菌検査』で、2人に1人が口内にジンジバリス菌を保菌しているということが判明しました。マスクの長時間着用で「口臭が強くなった」と感じる人が多いことがインターネットのアンケート調査でわかりましたが、そう感じる人は、口内にジンジバリス菌を保菌している可能性が高いと考えられます。
では、ジンジバリス菌をもっていると、どんな健康リスクが考えられるのでしょうか。
鶴見大学名誉教授・花田信弘氏によると「ジンジバリス菌は、体内の免疫系に変化を及ぼし、口腔細菌を身体に悪影響を与える方向へ導きます。ピロリ菌にも同じことがいえるのですが、免疫系に変化を起こすためアルツハイマー病やパーキンソン病、膵臓がんの原因にもなるのです」
日本人の2人に1人が、このような重篤な全身疾患を引き起こす細菌をもっているということは非常に重大な問題といえます。

オーラルケアの徹底による対策を!

対策としては、今まで以上にオーラルケアを意識すること。オーラルケアは、バイオフィルムを破壊する「歯磨き」と「洗口剤」が有効です。
プロバイオティクスの力で有害な細菌を有益な細菌に置き換える「細置換療法」などもありますが、まずは細菌のかたまりであるバイオフィルムを除去するために、歯磨きの徹底が先決です。
同時に、乳酸菌アイテムによるプロバイオティクスのパワーを活かした対策を行うことをおすすめします。

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